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■ 結婚生活
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2001年、6月下旬(すごいアバウト)から一緒に生活を初めて、はや三年。
ここへきてやっと落ち着いたような気がする。
一年目、二年目はケンカばかり。ほんとにこの先大丈夫だろうか・・・と思うこと数十回。
結婚とは、体だけでなく、心まで裸にならないと、うまくいかないのだとつくづく思った。
きれい事を並べてるだけではもちろんダメ。
お互いに悪態をつき、あ~でもないこ~でもない!とケンカしあって仲直りしての繰り返しで、初めて生活が落ち着く。
だって、何十年も違う環境の中で生きてきた異性同士がいきなり生活を合わせろというのは無理な話。いままで自分が一番だった、それが状況状況で、優先順位が変わってくる。
プライドなんて捨てないと、何もできない。
結婚しない人たちが増えているのはよくわかる。自分を一番にしておきたいから。
女だからって男に従属しなきゃ食べていけないような日本じゃないし、相手のために食事の準備をして、洗濯して、掃除して・・・っていういわゆる家事全般が女の人の負担となっている。外に出て働いた方が、なんだかオモシロイじゃん。って言う人が増えてきた。
そのために、結婚という形で家という器に閉じこめられて、じっと旦那の帰りを待つような、外で輝けるはずの自分を犠牲にするような生活はゴメンなのだ。
人それぞれの考え方があるし、今この瞬間にだって、幸せいっぱいの笑顔で、挙式をあげている人たちもいるだろう。
ただ、結婚の形態は変わり続けるだろうな、と思う。
昔、友達夫婦が「家」を持つために、共働きで、必死に生活していた。
無駄遣いもせず、二間しかないアパートで、子ども二人と質素に、でも仲良く暮らしていた。
それが、やっと持ち家を持ったとたん、なんだか夫婦仲が悪くなり、結局離婚してしまった。
彼女が言うには、狭いアパートに住んでた頃は彼が考えてることが手に取るようにわかった。
でも、大きな家に住んで、なんだか距離感をかんじ、そして彼の考えが全くよめなくなったと。
家を建てるんだという共通目標が達成された途端、将来がみえなくなったのかな?
悲しい話だが、人間ってそんなもんなんだ。


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