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■ 出会いは突然
2005. 4. 1

2001年4月1日、かつくんと初めて会う。場所は「ロマン館」駐車場。かつくんは、軽トラに作業服に長靴姿、ロマンもくそもない格好だった。
その日、堀りたてのタケノコを2コンテナ分ももらう。(今思えばこれが結納の品?)
「タケノコをあげる」とは言われていたので、スーパーのレジ袋を持参していた私だったが、とても入りきれる量ではなく、「え?こんなにたくさんですか?」と、びっくりしたのを覚えている。自分の軽自動車に積み替え、かつくんと「民家村」で花見をした。
次に会う約束をして別れた後、親戚中にタケノコを配り回った記憶がある。
それから数日後、かつくんの竹山でタケノコ探し。「腰が痛くなるから、探すだけで掘らなくていいから、見つけたら印でもつけといて」と言われ、タケノコ探しを楽しんだ。
それから一年後、「見つけたら掘ってみたら。はい、くわ」と渡され、最後には「あ、掘ったタケノコ、拾い集めて来て、はい、背負子」と言われるようになり、さらに一年後、竹や枯れ枝を燃やす場所で「火、見てて、消えないように。どんどん竹をくべて」と言われ、さらに一年後、「下の段から枯れた竹を持ってきて、どんどん燃やして」と言われるようになる。
私の場合、タケノコ堀りに山へ行くと言うより、山をきれいにしに行っているようなもので、下の段から枯れた竹を運ぶ最中、タケノコの芽が目に付こうと、無視。わき目もふらずに竹を運んでいる。
まったく、かつくんったら、「釣った魚にエサはやらない」どころか、「釣った魚を働かせる」だな。

かつくんが日記を書くと、こうなるだろう。
うちの女房に、太ってはけなくなってしまった綿パンを「はけるなら、丈をつめて使って」と言って、数本あげた。女房は実家の母親に頼み、丈を補正し、「かつくん、ちょっとウエストが大き~い」と、ずり落ちそうなズボンをベルトでぎゅうぎゅうに締めて止め、喜んで作業ズボンにした。一年後、「かつくん、もらったズボンがちょうどいい大きさになった、太った~」と、ベルトをしなくてもずり落ちなくなったズボンに笑っていた。さらに一年後、「かつくん、ズボンがきつくなってきた」と。なんと、ベルトの上にへその位置があるではないか!これにはビックリだ。いくらなんでも太りすぎだろう・・・どうなってんだ?この女。



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